[VYM]米国高配当株ETFの王道、VYMの魅力を徹底解説!

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今回は米国高配当株ETFのVYMについて解説していきます。
VYMは構成銘柄が非常に多く分散性が高いことが特徴で、多くの人から支持されている人気のETFです。
この記事を読むことで、VYMの概要、配当金の推移、株価の成長性がわかります。

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高配当株ETFの王道:VYMの概要

ETF名称(日本)バンガード米国高配当株式ETF
ETF名称(米国)Vanguard High dividend Yield ETF
ベンチマークFTSE High Dividend Yield Index
銘柄数404銘柄
主取引所NYSE Arca
ETF純資産総額287.1億米ドル(約3.1兆円)
経費率0.06%
市場価格93.95米ドル(2020年1月2日時点)
配当金2.842米ドル(2018年12月~2019年12月)
配当利回り3.04%(2019年12月23日時点)
配当月年4回(3・6・9・12月)
設定日2006年11月10日

VYM米国の市場平均を上回る高配当銘柄404社に分散投資したETFです。

約5.6兆米ドルを運用する世界第2位の資産運用会社であるバンガード社が2006年11月から提供しています。

ベンチマークとしている指標はFTSE High Dividend Yield Indexで、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄で重点的に構成されていることが特徴です。

VYMのセクター構成比率は分散性が高い

Vanguard バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)より作成(2019年11月30現在)

VYMのセクター構成比率は非常にバランスが良く、幅広いセクターで構成されていることが特徴です。
セクター上位は金融、消費財、ヘルスケア、テクノロジーで半分以上を占めています
景気敏感セクターである金融、テクノロジーと、ディフェンシブ性の高い消費財、ヘルスケアがバランスよく構成されているため、景気後退時にも底堅い推移が期待されます

また、不動産セクター(REIT)を含まないこともVYMの大きな特徴です。
同じく米国高配当株ETFであるSPYDは不動産セクターの比率が最も高いのに、VYMはREIT銘柄が一切取り入れられていないことが対照的です。

2019年11月30日時点での売買回転率が11.3%と低いため、構成銘柄や比率に変化が少ないことも特徴といえます。

VYMの上位10銘柄は世界的大企業ばかり

銘柄名セクター構成比率
JPMorgan Chase & Co.(JPモルガンチェース)金融3.94%
Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)ヘルスケア3.44%
Procter & Gamble Co.(P&G)消費財2.84%
Exxon Mobil Corp.(エクソンモービル)石油・ガス2.72%
AT&T Inc.(AT&T)電気通信2.57%
Intel Corp.(インテル)テクノロジー2.42%
Verizon Communications Inc.(ベライゾン・コミュニケーションズ)電気通信2.35%
Merck & Co. Inc.(メルク)ヘルスケア2.12%
Chevron Corp.(シェブロン)石油・ガス2.10%
Wells Fargo & Co. (ウェルスファーゴ)金融2.04%

VYMは上位10銘柄で全体の26.5%を占めており、いずれも世界的に有名な大企業ばかりです。

上位10銘柄ではジョンソン・エンド・ジョンソンやP&G、メルク、AT&T、ベライゾンがディフェンシブ株、それ以外の銘柄が景気敏感株です。
セクターがバランスよく分散されているので、分散性は申し分ないと思います。

以前はマイクロソフトが長期保有1位だったのですが、株価が上がり配当利回りが低くなったため、2018年夏に除外されています。

VYMの配当金は12年間で2.1倍に増配

Vanguard バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)より作成(2019年11月30現在)

VYMは設定来、年平均6.92%で堅調に増配を続けた結果、2007年から2019年で配当金が2.09倍になりました。

2009年と2010年はリーマンショックの影響で増配率がマイナスになっていますが、2011年以降は年平均11.4%の増配率で9年連続増配を続けています。

2014年から2019年の直近5年間の平均増配率は8.35%、2016年から2019年の直近3年では8.82%前年比では7.27%増と、ここ数年のパフォーマンスも大きく増配を続けています。

VYMの配当利回りは2.6~3.3%を推移

上図はVYM、HDVSPYDの配当利回りの推移を示したグラフです。
VYMは配当利回り2.6~3.3%の水準を維持して推移しています。

2008年の配当利回りが4.4%にまで急騰していますが、リーマンショックによる株価暴落の影響で見かけ上配当利回りが上がっています。
その後2009年、2010年と減配したため配当利回り3%を下回りましたが、底堅く3%程度の配当利回りを維持しています。

2010年以降9年連続で増配しているにもかかわらず、配当利回りが3%程度に留まっているのは、株価の上昇が要因です。
VYMは株価の成長でキャピタルゲインも期待できるETFなのです。

VYMは株価の成長性が年利4.84%

Yahoo!financeより作成

VYMと同様に高配当ETFであるHDVSPYD、さらにS&P500の株価の推移のグラフが上図になります。
VYMが青、HDVが緑、SPYDが赤、S&P500がオレンジで表されています。

3つのETFで比較すると、VYMのリターンが最も高いことがわかります。
SPYDが設定されたのが2015年10月と日が浅いため十分なデータではありませんが、VYMは株価のパフォーマンスが優れていることは確かです。

VYMが設定された2006年11月10日以降の株価をS&P500と比較すると、VYMが設定来80.3%増に対して、S&P500は同期間で129.7%増加しているため、大きく差がついています。
年利換算すると、VYMは4.65%、S&P500は6.61%で成長していることがわかります。

VYMの配当金再投資したトータルリターンは年利8.23%

画像引用:ETFreplay.com 緑:S&P500(TR) 青:VYM(TR)

先ほどは株価の成長性の比較でしたが、VYMは高配当株ETFであるため、魅力は配当金です。
上図は配当金再投資を考慮したトータルリターンでのVYMとS&P500の比較です。
VYMは設定来約2.77倍、同期間でS&P500は約3.06倍となっています。

年利に換算すると、VYMは8.17%、S&P500は8.97%で成長していることがわかります。

S&P500には及ばないものの、配当金を考慮したトータルリターンではその差を詰めて、高いパフォーマンスを示しています。

VYMは成長も増配も期待できる優良ETF

VYMの魅力をまとめると、
・404もの銘柄に分散投資できる
・セクター構成比率のバランスが良い
・株価の成長と増配で高リターンが期待できる

となります。

VYMはHDV、SPYDと比較して最も歴史があり、分散性、増配率において優位性を持っています。
配当利回りはHDV、SPYDに敵いませんが、キャピタルゲインもインカムゲインも狙える素晴らしいETFです。
高配当株投資を目標としているのであれば、必ず検討したいETFの1つです。

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