[VTI]インデックス投資で最強の米国ETF、VTIをおすすめする理由

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今回はインデックス投資をするならぜひ抑えておきたい、米国ETFのVTIについて解説していきます。
VTIは米国市場そのものを買うことができ、S&P500よりも大きなリターンが期待できるETFです。
この記事を読むことで、VTIの概要、配当金の推移、株価の成長性がわかります。
また、海外ETFはハードルが高いという方向けに、VTIの投資信託もご紹介します。

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VTIの概要

ETF名称(日本)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
ETF名称(米国)Vanguard Total Stock Market ETF
ベンチマークCRSP US Total Market Index
銘柄数3,592銘柄(2019年11月30日現在)
主取引所NYSE Arca
ETF純資産総額1,333.4億米ドル(約14.4兆円)
経費率0.03%
市場価格164米ドル(2020年1月3日時点)
配当金2.905米ドル(2018年12月~2019年12月)
配当利回り1.77%(2019年12月26日時点)
配当月年4回(3・6・9・12月)
設定日2001年5月24日

VTIは米国市場の投資可能な約3,600社をほぼ100%カバーしたETFです。

世界第2位の資産運用会社であるバンガード社が2001年5月から提供しています。

VTIの大きなの特徴は、
・小型株や成熟高配当株を含めた米国市場ごと買うことができる分散性
・銘柄数が約3,600銘柄と多く、入れ替えが少ないこと

・経費率が0.03%と格安であること
・S&P500よりも大きいトータルリターンが見込めること
です。

VTIは米国市場ごと買える

VTIは約3,600銘柄で構成されており、米国市場で投資することができる銘柄のほぼ100%をカバーしています。
NYダウ平均株価が30銘柄、日経平均株価が225銘柄、S&P500が500銘柄から構成されていることを考えると、VTIの3,600銘柄は驚異的な数であることがわかります。

これだけ米国市場を網羅しているVTIの構成銘柄の中には、GAFAやマイクロソフトなどの大型株はもちろん、中小型株や成熟高配当株も当然含まれています
小型株の成長性を期待しながらも、成熟企業の高配当の恩恵をもらうことができるのです。

米国の代表的な企業500社から算出される指数S&P500に連動するVOOIVVSPYといったETFがありますが、それらは米国の中型~大型株500社から構成されているため、小型株はほとんど含まれていません。

米国全体を買うことができるという点で、VTIはS&P500よりも網羅性分散性を有していると言えます。

VTIの売買回転率は3.4%で入れ替えが少ない

2018年12月31日時点でVTIの売買回転率はわずか3.4%と低く、銘柄の入れ替えがほとんどありません。
売買回転率とは1年間で構成銘柄がどれほど入れ替わるかという指標で、(有価証券売買高)/(期中平均純資産残高)で表されます。
米国高配当株ETFのHDVは売買回転率が57%とずば抜けて高いことで有名で、約1年9ヶ月で構成銘柄が総入れ替えされるという水準です。
それと比べてVTIの売買回転率は3.4%で、単純計算で銘柄総入れ替えに約30年かかることになります。
VTIは米国全体を網羅しており、入れ替えられるのは主に新規上場企業か上場廃止企業となるため、全体的にほとんど銘柄の入れ替えが行われないことが特徴です。

VTIはS&P500よりも大きなリターンが期待できる

VTIは米国全体をカバーしている分、S&P500に連動するETFよりも大きなリターンを上げることが期待できます。

ETFreplay.comより作成

上図は分配金再投資した場合のVTIとS&P500に連動するVOO、IVV、SPYのトータルリターンの比較グラフです。
2001年5月のVTI設定来で比較すると、VTIが約4.04倍、その他は約3.55倍になっています。
年利換算すると、VTIは年利約7.84%、その他は年利約7.10%で成長していることになります。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏が自身の死後は資産の9割をS&P500のインデックス投資に回すよう指示したことは有名ですが、そのS&P500よりも長期的に大きなリターンを生んでいるVTIは今後も成長性が上回ることが期待できます。

VTIのセクター構成比率は米国のセクターそのもの

Vanguard バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)より作成(2019年11月30現在)

VTIのセクター比率はテクノロジー、金融、消費サービス、資本財が上位に来ています。
米国のほぼ全てをカバーしているVTIのセクター比率は、米国の産業構造そのものを表していると言って差し障りありません。
GoogleやFacebook、Microsoft、Appleなど米国を代表する成長企業がテクノロジーに属しているので、必然的にこのセクターが大きくなります。

セクター比率の5割以上を占めているテクノロジー、金融、資本財は景気敏感セクターなので、景気後退時にはその影響を大きく受けることが懸念されます。
2020年1月6日現在は好景気の米国市場ですが、今後不況になればVTIの株価にも大きなダメージとなる可能性が高いので、着目しておく必要がります。

VTIの保有比率上位は世界を代表する大企業

銘柄名セクター構成比率
Microsoft Corp.(マイクロソフト)テクノロジー3.72%
Apple Inc.(アップル)テクノロジー3.49%
Alphabet Inc.(アルファベット)テクノロジー2.49%
Amazon.com Inc.(アマゾン)消費サービス2.43%
Facebook Inc. (フェイスブック)テクノロジー1.56%
Berkshire Hathaway Inc.(バークシャーハサウェイ)金融1.35%
JPMorgan Chase & Co.(JPモルガンチェース)金融1.27%
Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)ヘルスケア1.17%
Visa Inc. (ビザ)金融1.03%
Procter & Gamble Co. (P&G)消費財0.98%

2019年11月30日現在の保有比率上位10銘柄は上表の通りです。
Google、Apple、Facebook、AmazonからなるGAFAやマイクロソフトなど、世界に名だたる大企業がその名を連ねていることがわかります。(※AlphabetはGoogleの親会社)

これだけの大企業でありながら保有比率は4%を超えていませんし、上位10銘柄を足し合わせても20%に満たないため、非常に分散されているという印象です。

また、無配当銘柄としても有名なAmazonやバークシャーハサウェイがランクインしていることも注目です。
配当を出さない分を投資に回して成長性を高めているため、高いキャピタルゲインが期待できる2銘柄です。

惜しくも上位10銘柄に入ることができませんでしたが、11位以下にはエクソンモービルやディズニー社、マスターカード、インテル、コカ・コーラなど、世界的に有名な企業がまだまだ名を連ねています。

VTIは17年間連続増配!配当金は9.3倍に

Dividend.comより作成

VTIの2019年の配当金額は2.91米ドルで、増配率は前年比11.5%でした。
グラフを見ると2001年の設定来、 年平均14.9%で増配し続けきれいな右肩上がりで配当金が増えていることがわかります。
2002年の配当額は0.313米ドルだったので、17年間で配当金額は9.3倍になっています。

さらに驚異的なのは、2008年のリーマンショック以降も減配していないことです。
2009年~2011年の増配率は大きく落ち込みましたが、マイナスにはならず何とか増配しています。
その結果、VTIは17年間連続増配し続けており、株主還元意識の強いアメリカの底力が垣間見える結果となりました。

VTIは配当利回り2%を維持

Dividend.comより作成

VTIは2009年以降配当利回り2%程度を維持しています。

VYMやHDV、SPYDなどの米国高配当株ETFと比較すると低いかもしれませんが、キャピタルゲインを期待するインデックス投資として配当利回り2%というのは悪くない水準だと思います。

先述のようにVTIは連続増配し続け、17年間で配当金が9.3倍になったにもかかわらず配当利回りが2%程度の留まっているということは、先述のように株価も相応に成長していることがわかります。

VTIは投資信託として買うことができる

ここまでVTIの魅力をお伝えしてきました。
以上を整理すると、VTIの特徴は
・小型株や成熟高配当株を含めた米国市場ごと買うことができる分散性
・銘柄数が約3,600銘柄と多く、入れ替えが少ないこと

・経費率が0.03%と格安であること
・S&P500よりも大きいトータルリターンが見込めること
・17年連続増配で、配当金は9.3倍になっている
・配当利回りは2%程度を維持

となります。

老後に向けた資産運用ということであれば、VTIだけ買っていても全く問題ないほど素晴らしいETFだと思います。

しかし、海外ETFを買うことは初心者には抵抗が大きく、せっかく買いたいと思っても躊躇してしまうのではないでしょうか。
ETFは自動積み立てや配当金再投資を自分でやらなければならないというデメリットがあるため、当ブログでも初心者は投資信託から始めることをおすすめしています。

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毎月積み立てや配当金再投資を自動で行ってくれるため、手間がかからず初心者にはおすすめしたい商品です。
自分が投資に回せる額を設定し、ドルコスト平均法でコツコツと自動で長期積み立てができるので、投資に詳しくないという方でも入りやすいと思います。

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