こんにちは、ゆとらぼ(@yutolab_fire)です!
会社を辞めたいと思う人はたくさんいるでしょう。
しかし、実際に辞めたら後悔しそうと思って留まる人がほとんどだと思います。
今回は会社を辞めて現在セミリタイア生活を送っている私が、会社を辞めることはそれほど人生に悪影響はないということをお伝えします。
会社員時代はそれ以外の働き方を想像できなかった私ですが、辞めてみると意外と何とかなるし、良いことが多いです。
今働き方に悩んでいる人はぜひ最後まで読んでもらい、こんな選択肢もありだなと思ってもらえると嬉しいです。
会社を辞めたら人生が一変するという思い込み
会社員時代は、「会社を辞めて人生がガラッと変わるのが怖い」と思っていましたが、辞めた今思うことは意外と大きな岐路でもなかったなということです。
その理由は、仕事は人生の中のほんの一部分の要素に過ぎないからだと思います。
確かに、会社を辞めたことで、1日のスケジュールは大きく変わりました。
朝起きてネクタイを締めて出発し、渋滞に巻き込まれながら1時間かけて出社、8時から20時まで営業で回って、1時間かけて帰宅して、2時間ほどゆっくりしてから寝る。
今振り返ると現在の生活とはかけ離れすぎて、「よくこんな生活を毎日送れていたな」と自分事ではないような感覚になります。
当時は会社勤めが日常だったこともあり、ストレスをほとんど感じていないつもりでしたが、辞めた今は「ストレスに慣れていただけだった」ことを痛感しました。
みんな知らず知らずのうちに何かしらのストレスを溜め込んでいて、それが日常になってしまうと自分のストレスレベルに気付かないものなんだな、ということを認識させられました。
俯瞰で見れるようになった今の方が、当時のストレスを感じ取ることができます。
しかし、退職を機に人生が大きく好転、もしくは暗転したという感覚はなく、人生の一要素に過ぎないというイメージです。
恋人と付き合っているときは「別れることなんて考えられない」とガチガチに固定されていますが、いざ別れてみると意外と普通に生活できる、という感覚と似ているのかもしれません。
別れた今の方が、「なんで私はあんなに尽くしていたんだろう」と当時のストレスをひしひしと感じられるのも似ていますね(笑)。
セミリタイアは無職になることではない
多くの人が勘違いしていますが、セミリタイアはストレスから解放された働き方を目指す考え方であって、無職になるということではありません。
セミリタイアは、苦にならない程度に自由に働きながら、好きなことに時間を割いていくということを根幹としています。
全く働かずに暮らして、不労所得で余生を楽しむというのは完全なリタイアです。
完全な不労所得である株の配当金だけで暮らしていきたいと思ったら、金融資産が1億円近く必要になります。
貯金だけで1億円を貯めようと思ったら、毎月21万円貯め続けても40年かかります。
利回り5%の投資信託に積み立てていても、毎月6.5万円を投資に回し続けて40年後に達成できます。
それほどまでに不労所得で完全な無職を維持し続けることはハードルが高く、ほとんどの人には実現不可能です。
しかし、不労所得を得ながらも働いて生活資金を賄うセミリタイアという生き方は、再現性があり多くの人に推奨できる考え方です。
好きなことを仕事にして全くのストレスフリーでお金を稼いでいれば、たとえ週7で働いていたとしてもセミリタイアと呼んでも良いのではないかと、個人的には思います。
セミリタイア生活で良かったこと
私は、現在は会社を辞めて、サラリーマン時代に取った中小企業診断士という国家資格を生かし、週2程度でコンサルタントとして働きながらセミリタイア生活をしています。
そんな私が感じるセミリタイアして良かったことは、次の3つです。
- 時間のゆとりがある
- 人間関係に悩まされない
- 健康的になった
時間のゆとりがある
今まで会社に使っていた時間が自由に使えるため、時間のゆとりが圧倒的に増えました。
アラームをセットすることなく朝起きて、午前中にブログを仕上げて、友人と食事に出かけて、軽く運動をして、読書をして、早く眠る。
時間に縛られずに、好きなことができるようになりました。
適度に自律しながら好きなことに打ち込めるというのは、何にも代えがたい尊いことです。
今となっては、好きでもないことに12時間×週5日を捧げることは考えられません。
ただし、誰にも強制されないので、自己管理がしっかりしていないとダラダラと過ごすだけになってしまいますのでご注意を。
人間関係に悩まされない
職場の人間関係など上下の関係がなくなったため、人付き合いによるストレスから解放されました。
会社員時代は社内ニート部長の気分次第で振り回されたり、上司の飲み会後の送りや翌朝の迎え、取引先からの一方的な要求など、とにかく仕事がらみの人間関係で生活が構築されていました。
小さなワンマン経営の会社だと無能でもコネで出世できるので、そういった上司の一貫性のない発言や非効率的な業務指示に振り回されていました。
また、会社員だとノルマがあったり、会社の信用を気にして得意先に強く言えず、面倒な案件を抱え込んで擦り減っていくという人も多いですよね。
当時はそれが当たり前でしたし、職場の人間関係は良好だったのでそれほど苦にならず楽しみながらやっていた自分もいたのですが、辞めた今となってはもう戻りたくありません。
今は無理な要求を押し付けてきたり、仕事外の無意味な飲み会を強制するような取引先とは関わらないという選択ができるようになったので、仕事でもストレスフリーになりました。
ロンドン大学の研究によると、良好な人間関係を手に入れた幸福度は、年収が約750万円上がったのと同程度という論文を発表しています。
人間は、対人関係に大きく感情を揺さぶられます。
どうせ感情が動くなら、ポジティブな方向に揺り動かしたいですよね。
健康的になった
ストレスから解放されて、健康的な生活を送れるようになりました。
先述した通り、睡眠時間はたっぷり取れるようになりましたし、運動も定期的にするようになったので、かつてないほど快調に過ごせています。
会社から帰ってくると、好きなことに使えるわずかな時間を睡眠や運動に使うことが億劫でした。
しかし、今は睡眠や運動に積極的に時間を使うようになったからこそ、体調が万全になり好きなことをより楽しめるようになりました。
先ほどのロンドン大学の研究によると、健康状態が改善すると年収が2,700万円上がることと同じ幸福度が得られるという結果がでています。
自己投資するのであれば、お金と時間を健康に使うことが最も効果的かもしれません。
会社員を辞めても何とかなる
多くの人は、会社員以外の働き方を考えもしません。
考えたとしても、自分には縁のない話としてそのまま働き続けます。
しかし、世の中には会社員以外の働き方が無数にあるんだということを改めて強く言いたいです。
会社員という働き方を否定する気は、毛頭ありません。
むしろ、一人ひとりの社員の努力が良いサービスや商品に繋がっており、私たちの生活を豊かにしてくれる素晴らしい存在です。
しかし、その働き方を苦に感じているのであれば、辞めてみることも選択肢の一つだと思います。
会社員を辞めても、意外と何とかなります。
会社を辞めたからといって、公的保障が充実しているこの日本で餓死することはありません。
ブラック企業に酷使されて命を落とすくらいなら、辞めてボーっと暮らす方が比較にならないほど有意義な選択です。
今の働き方に疑問を感じているのであれば、そこを離れるという決断は立派なものなので、罪悪感に負けずに一歩を踏み出してみましょう。
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