ダラダラせずに作業を続けられる科学的な自己コントロール力の高め方3選

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こんにちは、ゆとらぼ(@yutolab_fire)です!

昨今の個人で稼げる時代という風潮に乗っかって、「自分も一歩を踏み出そう!」と意気込んでみたものの、「いつの間にかダラダラしちゃって作業が続かない」という心当たりはありませんか?

そのせいで「自分はなんてダメな人間なんだ……」と自己管理できない自分に嫌気がさして、益々モチベーションが下がってしまうことって典型的なパターンだと思います。

今回はそんな方に向けて、自己コントロール力を上げて成功を掴み取るための簡単な方法を3つ紹介します。

全て科学的な論文に基づいた方法なので、実践してみる価値は大いにありますよ!

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人生の成功に自己コントロールは欠かせない

IQよりも性格が成功への大きな起因になる

人生で成功したいと考えるのであれば、自己コントロール力は切っても切れない重要なファクターです。

多くの人は、「人生で成功するためには、頭が良い人の方が有利」と思いがちです。
「自分には知識も知恵もないし、成功する人は雲の上の人なんだろうな」と成功者と自分の知能を比べて落胆する人が多いです。

しかし、東大生が必ず人生成功しているかというとそうではありませんし、低学歴の人が成功を掴み取っていることなんて普通のことですよね。

つまり、人生を豊かにするためには知能レベルは関係ないのです。
それを裏付ける証拠として、人生を豊かにするためにはIQよりも圧倒的に性格が起因しているという研究があります。

IQと自制心の人生成功に与える影響
画像引用:PNAS What grades and achievement tests measure

上図はIQと性格は人生の成功に対してどれ程の影響力を持っているかを調べた論文の図で、シカゴ大学のJames J. Heckman教授らによる研究です。

図からわかるように、収入面だけでなく身体的・精神的な健康面に関してもIQよりも性格が大きな影響を及ぼしています

自己コントロール力が最も大きな影響力を持っている

教授らは論文内で、性格の中でも最も大きな影響を与える指標は自己コントロール力であると述べています。

自己コントロール力は目の前の誘惑に負けずに自分を律することができる力のことですが、これを鍛えることで人生の成功を掴み取る可能性が大きく高まるのです。

自己コントロール力が高いということは、一時の感情に流されず、やるべき作業を優先して取り組む能力が高いということなので、自ずと進歩することができます。

小さくても一歩ずつ進んでいれば、立ち止まっているよりもやがて大きな差が生まれることは自明ですよね。

そのため、成功の秘訣は自己コントロール力を高めることにあるのですが、じゃあ一体どうやって鍛えればいいのという疑問が生じますよね。

過度な禁欲的生活をしてもストレスになってしまい、返って続けることができなくなります。

そこで、一人でも簡単にできる科学的な立証がある方法を紹介していきます。

自己コントロール力を上げる3つの方法

自己コントロール力を高めて目標達成率を高める簡単な方法は、以下の3つになります。

  • 頭の中で独り言を唱えながら作業する
  • 別の作業へ切り替える
  • 作業に集中する環境を整える

頭の中で独り言を唱えながら作業する

手軽に自己コントロール力を上げる方法として、頭の中で独り言を唱えながら作業することが有効です。

トロント大学の研究で、頭の中で独り言を唱える人はしない人よりも約30%も自己コントロール力が上がることがわかっています。

これは、自分の行動を言語化することで理性の力が働き、自律心に大きな影響を与えることが理由だといわれています。

自己コントロール力とは理性で欲望を制御することなので、言語化によって理性を呼び起こして欲に勝つということは納得がいく話です。

つまり、一旦脳内で考えてから行動に移すというプロセスを経ることで、自律して作業に取り組むことができるようになるのです。

「この作業をしてからこっちの作業に取り掛かろうかな」、「LINEの返事をするのはこの作業が終わってからにしようかな」といったように、頭の中で独り言を唱えるだけで効果が得られるというのは、難しいことがなく気軽に試すことができますよね

この方法なら意識するだけで取り組めるので、超お手軽に自己コントロール力を高めることができます。

別の作業へ切り替える

一つの作業を長時間取り組むのではなく、短時間集中して別の作業に切り替えていくことが自己コントロール力を高めるコツになります。

人間は一つのことをやり続けると、自己コントロール力がガクッと下がることが研究で明らかになっています。

しかし、トロント大学の研究によると、短い時間で作業に取り組み別の作業に切り替えてこなしていくことで、やる気を維持できるというのです。

例えば、ブログの執筆に3時間程度かかるという人は、一気に3時間通してやるよりも、時間や単元で区切って別の作業に切り替えながらやった方が、モチベーションが落ちずに取り組むことができます

大体50分程度で人間の集中力は落ちてくるので、ある程度こなしたら言語能力を使うブログから一旦離れて、計算能力を使う会計管理の作業をするなど、別の能力を使う仕事にシフトしていけばやる気を保って続けることができるのです。

ここで注意すべきは、様々な作業を同時に行うマルチタスクは辞めた方が賢明だということです。

仕事ができる人はマルチタスクで同時並行的に作業をしていると勘違いしている人が多いのですが、マルチタスクは作業効率を著しく下げることがわかっています。

同時に並行して行うのではなく、作業を切り替えながら一つひとつに集中して取り組むということが重要です。

時間がもったいないからあれもこれもと一度に欲張ってしまうと、生産性が落ちてしまい却って時間が余計にかかるので、あくまでも順番に切り替えてこなしていくようにしましょう。

作業に集中する環境を整える

誘惑するものがない作業空間を整えるということで、作業へのモチベーション維持に大きくつながります

カールトン大学の研究によると、自己コントロール力を高めるよりもそもそも誘惑が少ない環境で作業する方が、目標の達成率が高いということがわかっています。

やはり、人間は欲望を前にすると弱くなってしまうものです。
いくら意志が強い人でも、誘惑が多い環境ではそれに打ち勝つことに疲弊してしまい、目標達成率が下がることが研究でわかっています

そのため、自己コントロール力を高めるよりも、まず誘惑をなくすということが重要になってきます。

例えば、作業する場所にスマホや漫画を持ち込まないということや、横になれる快適なスペースを作らないというようなことです。

この環境づくりに自制心を持って取り組むということが、必要かもしれません。

先述した脳内独り言を駆使しながら、「どうやったら誘惑の少ない環境を作れるだろう」と言語化して取り組むと大きな成果が見込めますね。

本気で豊かな人生にしたいと考えているのであれば、この記事を閉じて別の誘惑に負ける前に、自制心を持って今すぐ作業場を整えてみましょう

以上、自己コントロール力を高める3つの方法をもう一度おさらいしておきましょう。

  • 頭の中で独り言を唱えながら作業する
  • 別の作業へ切り替える
  • 作業に集中する環境を整える

自己コントロール力は高めたいと思うほど弱くなる

ここまで自己コントロール力を高める方法をみてきましたが、実は自制心を高めたいという欲求が強い人ほど自制心が低いという、なんとも無情な研究もあるのです。

これはフロリダ州立大学のRoy F. Baumeister氏らが明らかにしたことで、高い目標があるほど今の自分のだらしなさに目が行ってしまって、却ってやる気が削がれてしまうということが原因のようです。

先述したように、自己コントロール力は人生の成功に密接に関わっていますが、自己コントロール力を高めたから人生が豊かになるということは必ずしもいえません

目的はあくまで人生を豊かにするということであって、自己コントロール力を高めることはその手段に過ぎないのです。

そのため、「何が何でも自律した人間にならなきゃ」と力み過ぎず、目の前のタスクを着々とこなしていくことで自制心を身につけていきましょう

急に自律できる人間になることはできませんが、一歩一歩前に進んでいくうちに近づくことはできます。

理想とする目標を大切にしながらも、そのために今何をやればよいかということを考えて、気楽に頑張っていきましょう

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