投資信託って何?初心者の勉強用にわかりやすく基本を解説

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今回は投資信託に関して基本を解説していきます。
・投資を始めてみたいけど、何から買えばいいかわからない
・いろいろな企業の株を買いたいけど、投資資金がたりない

というような人は投資信託から始めてみるのが良いと思います。

投資では「何のために投資をしているか」という目的と軸が非常に大切になってきます。
目的に合わせた投資手法
・インデックス投資
・高配当株投資

の2つに関してもご紹介します。

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どの株を買えばいいかわからないし、お金もない

株式投資をするにあたって初心者投資家がまずつまづくことが、
・どの株を買えばいいかわからない
・投資資金が足りない

ということです。

株式投資をするのであれば、安定的に利益を出し続けて、株価と配当金が年々上昇していく企業を買いたいものです。
しかし、株式投資の初心者はどの株の株価が上がり、配当金を安定的に出してくれるかという判断をすることができません
このような判断はプロでも意見が分かれるものなので、投資初心者が到底判断できるようなものではありません。
株式投資は100株を1単位として売買するため、株価1,000円の株式を買おうと思ったら最低10万円必要となります。
決して安くないお金を投じているのに、自分で選んだ企業の株価が下落、配当金が減配、最悪の場合倒産して損をすることは何より怖いですよね。

そのようなリスクを少しでも下げるために、投資の世界では複数の銘柄に分散投資することが基本となります。
複数の企業の銘柄を持つことで、たとえ1社の株価が芳しくなくても、その他の株式で利益が出ていれば、全体としてプラスになることが見込めるからです。
ただし、ここで第2の問題として投資資金が足りないという事態に直面します。
株式投資は100株が1単元なので、1つの株式を買うのに10万円以上かかることが多いです。
中には非常に高額な株もあり、2019年12月25日現在では任天堂の株価が43,370円なので、任天堂のオーナーになろうとしたら430万円以上必要となります。
これほどの大金を分散しながら投資するには、資産を数千万円もっていないとできません。

そこで、このような問題を解決してくれるのが投資信託です。
少額からでも分散投資ができ、プロが選んだ銘柄に投資ができるということが魅力的な金融商品です。

投資信託は株や債券をまとめたパッケージ商品

投資信託とは、投資家からお金を集めたプロの運用会社が投資家の代わりに株式や債券に分散投資を行う金融商品をいいます。
投資信託は別名ファンドともいいますが、金融商品のことをファンドという場合もあれば、運用会社そのものをファンドという場合もあります。

株や債券などの金融商品をファンドを通じて売買することが投資信託です。
投資家→ファンド→会社A、会社B、会社C…..etc
というようなイメージで、ファンドが私たちの代わりに株などの買い付けを行ってくれると考えてください。
私たちのような個人投資家は少額の資金しか持っていませんが、沢山の投資家がその資金をファンドに預けることで、ファンドは莫大な資金で運用できるので十分な分散投資が可能になります。

また、プロが選んだ様々な金融商品詰め合わせセットを選ぶことができます。
たとえば、成長企業の株式のみを集めたファンドや、高配当株式のみを集めたもの、株式と債券をバランスよく配分したもの、新興国株のみを集めたものなど、自分のリスク許容度に合わせた商品の選択ができます
仮に自分が買ったファンドの中の1社の業績が思わしくなかったら、運用会社が選定をして業績が悪い会社は除外するということをしてくれるので、1社1社を分析する時間がないという方にもおすすめです。

投資信託の特徴をまとめると
・少額でたくさんの投資先に投資できる
・沢山の人でお金を出し合い分散投資をする
・複数社のオーナーにまとめてなれる
・約6,000個ものファンドから選べる
・証券口座を通じて買える


投資信託自体は皆でお金を出し合って分散投資を可能にするという素晴らしい仕組みです。
ただし、いかにプロが選んだパッケージ商品といえども、投資信託の99%はゴミ商品と言って差し支えないほどパフォーマンスが悪いものがゴロゴロしています。
「じゃあ結局どの投資信託を選べばいいか判断できないじゃないか」と思われる方の気持ちはよくわかります。
何を選べばよいかは自分が投資に何を求めているかによるため、目的別に解説していきます。

企業の成長に投資するか、安定した配当金を求めるか

資産を最大化したいならS&Pに連動したインデックス投資

インデックス投資とは日経平均株価やTOPIX、NYダウ平均株価など、ある指数に連動するように構成されたファンドに投資する手法を指します。
日経平均株価は東証一部上場企業の内225社の平均株価を示しているため、その225社の株を買えば日経平均株価と同じ動きをするというイメージを持ってもらえればOKです。
インデックス投資は勝者のゲームと呼ぶ人もおり、誰でもリターンがプラスになることが期待される手法です。
インデックス投資は長期的な資産最大化を目指したい人におすすめの投資手法です。

指数に連動するインデックス投資ですが、どの指数に連動する投資信託を選ぶかがリターンに大きく影響するため非常に重要になります。
そこでおすすめしたいのが、S&P500に連動したインデックス投資です。
S&P500とは、アメリカの代表的な500銘柄の時価総額を基に算出される指数のことです。
S&P500インデックス投資の魅力は、1957年の開始以降どんな最悪のタイミングで買ったとしても、15年以上長期保有した場合は100%プラス収益になっているため、長期保有を前提とすれば誰でも利益を出せる投資となります。

ただし、インデックス投資は企業の成長性に期待してキャピタルゲインを狙う手法なので、日々のキャッシュフローが増えず、日々の生活が良くなっている実感が湧かないことがデメリットとなります。
キャッシュフローを増やしたいという方は高配当株投資の方が向いているかもしれません。

毎月のキャッシュフローを改善したいなら高配当株投資

毎月給料の他に少しでも不労所得があればいいなと考えている方は高配当株ファンド投資がおすすめです。
企業は利益の一部を配当金という形で株主に還元します。
配当を出す企業の中でも毎年安定増配していて配当利回りが3~5%という配当金を出す企業の株を高配当株と呼びます。
そのような高配当株を集めたファンドに投資することを高配当株投資といいます。
税引き後配当利回りが3%の高配当株ファンドに1,000万円投資をすれば年間30万円、毎月2.5万円程度の不当所得が得られることになります。
毎月2.5万円所得が増えれば家計がとても楽になりますし、好きな趣味や自己投資のセミナー代に充てることもできます。

ただし、高配当株投資のデメリットはリターンが悪くなりやすいことが挙げられます。
先ほどの例で1,000万円を投資しても毎月得られるのが2.5万円は少ないと人も多いのではないでしょうか。
また、配当金はこまめな利益確定と同義なので、その都度利益の20%が税金で取られてしまいます。
より多くのリターンを得たかったらインデックス投資を始めてみるといいかもしれません。

悪質な投資信託に騙されないよう知識をつけ続けよう!

以上をまとめると、
・投資信託は少額でたくさんの投資先に投資できる
・沢山の人でお金を出し合い分散投資をする
・複数社のオーナーにまとめてなれる
・99%以上の投資信託は手数料ぼったくりのゴミ商品

・資産を最大化したい人はインデックス投資がおすすめ
・キャッシュフローを改善したい人は高配当株投資がおすすめ

投資信託は少額からたくさんの企業に投資できる素晴らしい仕組みです。
しかし、仕組みが良くても扱っている商品が悪ければ結局損を被ることになります。
初心者の内はどれが良い商品化を見極めることが非常に困難なので、今回おすすめした商品から覗いてみることをおすすめします。
知識のないものは搾取される。
勉強し続けて搾取される弱い存在を脱却していきましょう。

コメント

  1. […] […]