確かに株は怖いけど、今からは資産運用の知識がない方が怖い理由

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今回は株式投資は怖いけど、資産運用の知識がない方が怖いというテーマで解説していきます。
投資が怖いと感じるのは自然なことで、それ自体は間違ったことではありません。
しかし、「だから貯金だけでいい」ということが正しいかというと、それは知らない間に大きなリスクをとっていることになります。
投資が怖いと感じるのは正しい知識がないからで、しっかりと投資の勉強をして資産運用を味方につけると得られるメリットがたくさんあります

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株が怖い理由は「知識がないから」

金融商品のほとんどがぼったくり商品

まず、株式投資に関連する金融商品の99%以上はぼったくり商品と思ってもらって間違いありません。
「元本保証で月利5%のリターンを約束しますよ」というような詐欺が横行していますよね。
このようなぼったくり商品に騙されて損したニュースをよく耳にするため、資産運用に手を出すと損をするという恐怖が強まってしまいます。
どこの誰かもわからない人から勧誘されるならまだしも、友人や家族が無自覚に、あるいは悪意を持って詐欺商品を勧めてくるということもあるため、十分に注意しなければなりません。

しかし、誰もが知っている銀行や保険会社が売っている商品も安心することはできません。
2020年1月1日現在ではかんぽ生命による不正が大きなニュースとなっています。
誰もが知っていてCMでも目にする大企業が、顧客を騙して利益を得るということが日常的、集団的に行われているのです。
これは銀行窓口で売っている商品や積み立て型の保険にも言えることで、顧客の不利益を意に介していない商品ばかりです。
販売員の人件費やCMなどの宣伝広告費、店舗維持費などを賄うために、相場よりも高い手数料を支払わされているのです。
積立型保険を買うべきではない理由は下記を参照してください。

人件費や店舗維持費がかからないネットでの投資信託なら手数料が安いから良いかというと、99%以上の投資信託は買うに値しない商品です。

金融会社から買うと損させられるし、自分で投資信託を選ぼうとしても判断ができない、だから株への不安が大きくなる人が多いのです。
しかし、ネットやSNSに優良な情報が無料で手に入る現代では、正しい情報を得られれば優良な投資商品も知ることができます。

投資はリスクの取り方を間違えると大損する

ぼったくりではない投資信託や個別株を買えたとしても、リスクの取り方を間違えるととんでもないことになります

例えば、焚き火に手を突っ込んでいる人が「なんで手が熱いのかわからない」と言っていたらどう思うでしょう。
たとえ火の中の美味しそうな栗を取りたかったとしても、直接手で取ろうとすることはやけどするリスクがあることはすぐにわかります。

しかし、投資の世界では素手で取ろうとする人が多々います。
借金をするリスクを負うことができないなら信用取引をしない、全財産を失うリスクをとれないなら適正額だけ投資に回す、大損したくないのであれば分散投資をするなど、正しいリスクの減らし方を知っていれば対応できるのですが、それを無視して投資を続けるとやがて大事故になります。

自分が今やっていることのリスクを理解しないまま投資をすれば、株は本当に恐ろしいものになります。

株価の未来は誰にもわからない

当たり前のことですが、株価が今後どんな動きをするかという未来は誰にもわかりません。

投資のプロでも絶対に損しない、絶対に儲かるということはあり得ず、投資に関わる人は皆損する可能性を抱えています。
プロでも損する世界に初心者である自分が入り込んだら、大きな損失を抱えるんじゃないかと考えて、株を怖いと思うのは自然なことだと思います。

しかし、株式投資は必ずしもギャンブルではない、ということを知っているだけで不安が和らぎませんか。
正しい方法で運用すれば株式投資は企業・顧客・投資家の全員が利益を得ることができるwin-win-winの関係を築けるのです。

資産運用のメリット

株式投資が怖いと思うことは自然なことですし、私自身も怖いと感じています。
しかし、投資が怖いから貯金だけしていればいいというわけではなく、貯金だけしているリスクもあるのです。
そんな貯金のリスクと資産運用のメリットを解説していきます。

資産運用をしないと経済的格差が広がる

労働収入の伸び率よりも資産運用の利回りの方が大きいことがわかっており、資産運用としている人としていない人で経済的な格差がどんどん広がっていきます
トマ・ピケティ氏が提唱したr>gという式が物語っているように、投資をしている人はより裕福に、労働だけしている人はより貧乏になっていくことがほぼ確定された未来です。

そもそも労働収入は
・年齢とともにパフォーマンスが下がる
・自分が働けなくなったら収入がゼロになる
・給料がさほど上がらない

というリスクがあります。
こうしたリスクを回避して安定的な資産を築くためにも、投資は推奨されるべきものです。

貯金だけしているとインフレで資産が目減りする

銀行預金に預けている貯金は、額面の金額は同じでもインフレによって価値が減少していきます。
インフレによって物価が上昇していくと、その分お金の価値は下がっていくので、貯金だけしていることはインフレリスクが非常に大きいのです。

例えば、今10,000円を持っているとした場合、100円のパンを100個買うことができます。
しかし、物価が上昇してパンが1個200円になると、10,000円で買えるパンは50個に減少します。
つまり、10,000円という現金の価値はパン100個分から50個分へと下落したことがわかります。

それに対して株式はインフレに強い資産であると一般に言われています。
先ほどの例でパンが100円から200円に上昇したパン屋は、売上個数が変わらなければ売上は2倍になります。
値上げがインフレによるものであれば仕入れ原価や人件費なども2倍になるため、利益も2倍になります。
パン屋の時価総額は2倍になることが予想されるため、インフレに合わせて株価も2倍になります。
もしも10,000円を株式投資に回していれば倍の20,000円になり、パン100個分買えるという価値は変化せず、インフレによる価値の減少を避けることができます。

経済知識を得られ、ビジネスに役立つ

資産運用をすることで経済動向や為替相場の知識が得られ、ビジネスに生かすことができます
これは資産運用の直接的な恩恵というわけではないですが、投資をすることで半ば強制的に経済の知識を得られることは非常に大きなことだと思っています。

このブログでは、副業レベルでも自分のビジネスを持って収入を増やすことを推奨しています。
資産運用は投資額が少ないとパワーが出ないため、資産運用の効率を高めたいのであれば収入を増やして投資に回せるお金を確保しなければなりません。
経済知識を得ることは自分のビジネス展開に役立つだけではなく、これから成長しそうな業界に転職したり社内で出世する際にも大いに役立ちます。

また、企業の優良なサービスを沢山知ることで、生活の質を保ちながら節約する知識も身につきます
節約したお金を資産運用やビジネスへの投資に回して、相乗効果を図っていくという恩恵も得られます。

不労所得を得られる

資産運用の一番の魅力は、お金がお金を生んで不労所得を得られることにあります。
インデックス投資で資産の最大化を目標にするのであれば、20年以上の長期的にみれば2倍以上の含み益を得ることも難しくありません。

また、高配当株投資で配当金を得てキャッシュフローを改善し、生活の質を向上させることもできます。

特に高配当株投資で得た配当金は純粋な意味での不労所得になりますし、セミリタイアするのであれば目指すべきところでもあります。
こうした不労所得が得られるのも、リスクを受け入れて資産運用を始めたご褒美ともいえます。

投資するときはリスクを明確にする

資産運用の怖さとメリットを解説してきましたが、投資をするときには今自分が何をやっているのかというリスクを明確にしておくことが重要になります。

資産運用が怖いと感じるのは、投資に対する知識がないからこそ生じる感情です。
投資のことをしっかりと勉強して知識を入れ、自分がしている投資のリスクを正しく認識すれば、資産運用は私たちの心強い味方になってくれます

これから始めたいけどまだ投資が怖いから、なるべくリスクの低い投資をしたいということであれば、
・数万円程度の少額から投資する
・分散投資を心がける

ということが求められますので、S&P500のインデックスファンドの投資を勉強してみてください。

勉強しても投資が怖ければやらない選択もあり!

以上をまとめると、
・投資が怖いと感じるのは正しい知識がないから
・資産運用の有無で格差が広がる
・株式投資はインフレに強い資産
・資産運用によってセミリタイアに理想的な不労所得を得られる

となります。

投資に興味はあるけれど知識がないという人は、プロの格好のカモにされます。
投資をしないこともリスクなので、悪い人たちに騙されて損しないためにも正しい知識を身につけることは非常に大切です。
高額のセミナーや情報商材にお金をかける必要はなく、書籍やネットの情報で十分知識を入れることは可能です。
十分に勉強した上で、自分には投資をするリスクは取れないと感じるのであれば、その判断は大いにありだと思います。
大切なのは自分の頭で考えることです。
選ぶのは全て自分の責任ですから、勉強して根拠ある判断をできるようになりましょう。

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